イラストレーター（イラレ）は、プロのデザイナーやアーティストにとってデザインを作成する上で重要なツールです。本記事では、イラレを使用してTシャツのデザインを楽しむための基本操作から応用テクニックまでを解説します。
イラストやテキストの書き方から、フィルターやエフェクトの活用、さらにはグラデーションやパターンの作成まで、幅広く紹介します。イラレを使ってオリジナルのTシャツデザインを作りましょう！
目次
- イラストレーター（イラレ）とは？
- イラレの基本操作
- イラレの応用テクニック
- イラレを無料で使うことはできる？
- 自作のデザインが映える！おすすめのオリジナルTシャツ紹介
- イラレを使ってTシャツのデザインを作ろう！
イラストレーター（イラレ）とは？
イラストレーター（Illustrator）は、ベクターグラフィックを作成するためのソフトウェアであり、線や図形を基にしたデザインが得意です。直線や曲線の描画、テキストの編集、カラーや効果の設定など、デザイン作業に必要な機能が豊富に備わっています。
月額/年額制の有料ソフト
イラレは月額課金制の有料ソフトです。2023年6月時点では月額2,728円で利用できます。1年分をまとめて支払うプランの場合は、5,000円程安く購入可能です。
Photoshopとは何が違うの？
イラストレーターはAdobeの製品ですが、もう一つ有名な編集ソフトに「Photoshop(フォトショップ)」という製品があります。フォトショップは主に写真やイラストの修正に使用されるソフトです。
写真や画像の加工が得意なフォトショップ
フォトショップは「写真や画像の編集や合成が得意」なソフトです。フォトショップでは画像を色のついた点の羅列・集合として表現する「ビットマップデータ」を扱います。1つ1つの点を調節することで、影を濃くする、すっぴんの人にメイクする、背景をすり替えるなどといった加工が可能です。
イラストやロゴ製作が得意なイラストレーター
イラレは「0からイラストやロゴを作るのが得意」なソフトです。点の座標やそれを結ぶ線を数値データで記録し、再現する「ベクターデータ」を扱います。
ベクターグラフィックは、拡大・縮小しても画質が劣化しない特徴があり、プリントデザインに適しています。そういった特徴からロゴや文字のデザイン作成によく使用されています。Tシャツのデザインにおいても、「この部分の大きさを少し変えたいな」と思った時に画質を落とすことなく修正が可能です。
イラレの基本操作
まずはイラストやテキストの描画方法を解説します。ペンツールや図形ツールを使って直線や曲線、円や四角などの基本的な形状を描くことが可能です。
テキストツールを使った文字の作成と編集
イラストレーターでは、テキストツールを使って簡単に文字を作成できます。フォントの選択やサイズの調整、行間や文字間の設定など、文字の見栄えをカスタマイズも可能です。
ブラシツールとスウォッチの活用
スウォッチとは、作成したカラーやグラデーションを登録できる機能です。登録したスウォッチはいつでもすぐに呼び出せるため、よく使う色やパターンは登録しておくといいでしょう。
ブラシツールを使って線の太さや形を自由に調整し、スウォッチを使って色やパターンを簡単に適用できます。
カラーと塗りつぶしの設定
イラストレーターでは、カラーパネルやカラーピッカーを使って色の設定やカラーモードの変更できます。塗りつぶしや線の色の変更を駆使して鮮やかなデザインを作ってみましょう！
レイヤーとグループの活用
デザインの管理や編集を効率化するためには、レイヤーやグループの活用は重要です。イラストレーターではレイヤーを使って要素を分類し、階層的に管理できます。
またグループを作成してオブジェクトをまとめることで、編集や移動が簡単に。レイヤーやグループ(フォルダ)は多くのデザインソフトに導入されており、使いこなすことで、デザインの作業をスムーズに進められます。
パスとシェイプの作成
イラストレーターではパスツールを使って自由な形状を作成したり、シェイプツールを使って基本的な図形を作成したりすることが可能です。パスの編集や変形、アンカーポイントの操作など、パスとシェイプを自在に操れると、作れるデザインの幅もグッと広がります。
イラレの応用テクニック
つづいてイラストレーターの応用テクニックを解説します。イラストレーターを使いこなすために必須のテクニックばかりなので、ぜひチェックしてくださいね。
様々な効果を持つフィルターの使用
イラストレーターにはさまざまなフィルターが搭載されており、デザインに効果的な演出をプラスできます。ブラー加工(ぼかし)や変形、歪み、3D効果など、デザインに個性と魅力を与えるフィルターを使ってみましょう。
ぼかしに向いていないプリント方法もある
例えばオリジナルTシャツのプリント方法の1つである「DTFプリント」。専用のフィルムにインクジェットで印刷し、フィルムをTシャツに圧着させてプリントする手法です。DTFプリントはくっきりとしたラインで作られたデザインを、色鮮やかに表現するのが得意です。
しかし、ぼかしなどの境界線がはっきりとしないデザインは上手くプリントできません。インクジェットであればプリントが可能です。このように加工とプリント方法によっては、あまり綺麗に印刷できない場合もあるので気をつけましょう。
テキストのスタイリングとエフェクト
テキストのスタイリングやエフェクトを適用することで、より魅力的なデザインを作成できます。例えば文字幅を美しく調節するカーニングや影や光の追加など、文字にも装飾を加えるとより個性的なデザインに仕上げられます。
グラデーションとパターンの作成
パターンとはオブジェクトに同じ柄や模様を連続で表示し、規則性のある模様や柄を作る機能です。グラデーションツールを使って滑らかな色の変化を表現したり、パターンツールを使って繰り返し模様を作成できます。
イラレを無料で使うことはできる？
イラストレーターは基本的に有料の便利ツールですが、実は無料で使う方法も存在しています。ここではイラストレーターの費用や、代替ツール・ソフトを紹介します。
7日間の無料体験あり
7日間は無料で体験でき、製品版と同じ機能が利用可能です。無料期間が終わった後は自動支払(サブスクリプション)に切り替わります。購入前に触ってみたいと思う方は、一度無料版をインストールしてみましょう。
代替ソフトを使う
イラストレーターは有料ソフトのため、無料で使い続けられません。無料で使いたいなら、フリーの代替ソフトを使うのがおすすめです。
代替ソフト1: Inkscape
代替ソフトの中でも多機能で、操作性はかなり違いますがイラストレーターとほぼ同じ編集ができます。使いこなせればイラストレーターで作ったようなデザインも十分に作れる、代替ソフトの筆頭とも言えるソフトです。
代替ソフト2: Krita
フォトショップとイラストレーター両方のファイルを開ける、初心者におすすめの無料ソフトです。テキスト機能がありませんが、デザインを作成するには十分。フォトショップのような編集も1つのソフトで行いたい人向けのソフトになります。
代替ソフト3: GravitDesigner
GravitDesignerはスウォッチやカラーモードに制限はありますが、イラストレーターと同等の機能が使用可能です。オンラインで編集できるため、ソフトのインストールは不要。出先でも利用ができます。
代替ソフト3: デザインシミュレーター
イラストレーターで作ったデザインを、Tシャツやパーカー、パンツなどにプラスしたい場合は、デザインシミュレーターを活用するのがおすすめです。デザインシミュレーターとは当サイト・タカハマライフアートで備えているツールで、Web上で無料＆手軽にデザイン案を作れるというもの。
自由度はイラストレーターに劣りますが、デザインテンプレートなどが非常に豊富で、デザイン初心者がオリジナルTシャツ作りに役立つことは確実です。もし、オリジナルアイテムに使うデザイン作りでお悩みの際は、デザインシミュレーターを代替としてチョイスしてみてください。
なお、タカハマライフアートではプロにLINE・見積りページなどで相談もできます。「オシャレなデザインのコツを教えてほしい！」「このデザインをプラスするとしたら、どれくらいの予算が必要なのか？」など、要望・質問があればタカハマライフアートに問い合わせてくださいね。
自作のデザインが映える！おすすめのオリジナルTシャツ紹介
最後に当サイトで取り扱っているTシャツを一部紹介します。イラストレーターで作成したデザインはもちろん、デザインシミュレーターによるオリジナルデザインをプラスできるアイテムばかりです。少しでも気になる場合はぜひチェックしてください！
ヘビーウエイトTシャツ
当サイトで大人気のアイテムです。これまで高品質な無地Tシャツを数々生み出してきた「Printstar」が手掛けており、オリジナルデザインがオシャレに映えます。幅広いサイズとカラー展開、ほど良い厚みが大きな魅力。初めてのオリジナルTシャツ作りにぜひ！
ハイクオリティーTシャツ
着心地や素材感にこだわりぬいた高品質Tシャツ。首周りをヨレにくくするなど、細かいところにも気を配っています。ニュアンスカラーからビビットなカラーまで、様々なカラーを豊富に揃えていて、どんあデザインにもマッチできます！
ドライTシャツ
スポーツ・アウトドアなどに向いているドライTシャツで、アクティブなシーンで大活躍します。素材はポリエステルを採用して、速乾性能・吸汗性に優れています。スポーツチームのロゴなどをモチーフにしたデザインをワンポイントで入れるなど、活発で爽やかなオリジナルTシャツを作ってみてください！
イラレを使ってTシャツのデザインを作ろう！
今回は、イラストレーターを使ったTシャツデザインの書き方について解説しました。基本操作から応用テクニックまで、さまざまな機能やツールを使いこなすことで、よりクリエイティブなデザインができます。ぜひこれらの知識を活用して、オリジナルTシャツのデザインに挑戦してみてください。
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