インクジェットプリントとは?オリジナルTシャツにおける特徴やメリット - タカハマライフアート

オリジナルTシャツのプリント方法はいくつかありますが、中でもメジャーな「インクジェットプリント」。メジャーとは言え他のプリント方法とは何が違うのかと聞かれればわからない方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなインクジェットプリントの特徴やメリット・デメリットについて解説します。他のプリント方法との違いやお手入れ方法についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. インクジェットプリントとは?
  2. 他のプリント方法との違い
    1. シルクスクリーンプリント
    2. 転写・DTFプリント
  3. インクジェットプリントのメリット
    1. 様々なデザインを表現できる
    2. 風合いがよく仕上がる
    3. 小ロットでも安価に作れる
  4. インクジェットプリントのデメリット
    1. 生地が暗いと色が沈む
    2. 化学繊維にはプリントしづらい
    3. ラメや蛍光など特殊な表現は不可
    4. 糊の痕が付くこともある
  5. プリントしたTシャツのお手入れ方法
    1. まずは洗濯表示をチェック
    2. プリント面を裏にして洗う
    3. 手洗いの場合は押し洗い
    4. 乾燥機は使用NG
  6. インクジェットプリントでオリジナルTシャツを作ろう!

インクジェットプリントとは?

インクジェット

インクジェットプリントは、生地に直接インクを吹き付けてプリントする手法です。特徴としてはフルカラーのデザインをプリント可、プリント部分の風合いが良く着心地を損なわない等が挙げられます。

版を使わないため、少数枚の注文でもリーズナブル。白はプリントされませんが、白をベースにプリントすることで濃い色のTシャツでも色が沈むことなくプリント可能です。

他のプリント方法との違い

シルクスクリーンプリント

版の有無

シルクスクリーンは、メッシュの生地を利用した版を使ってプリントする手法です。鮮やかで耐久性の高いプリントが可能ですが、ネックなのが版代。

版だけで1万円程度かかり、使い回しできるため大ロットなら安くすみますが小ロットなら割高になります。インクジェットであればそのような心配はありません。

フルカラーの可否

シルクスクリーンは1色に1つの版を使うため、フルカラープリントはできません。多くて2~3色程度までのイラストが中心になります。

対してインクジェットは、多くの色を表現できるためフルカラープリントが可能です。写真やカラーの多いデザインはインクジェットが向いています。

転写・DTFプリント

プリント部分の風合い

転写やDTFプリントは、専用のフィルム等にインクジェットでプリントしてからTシャツに圧着させます。そのためTシャツには貼り付けた感じの肌触りが残ります。

対してインクジェットは、直接インクを吹き付けるため、元の生地の肌触りを損なわずにプリントできます。ただし白をベースとしてプリントした場合は少し堅くなるので注意してください。

発色の得意さ

両方ともフルカラープリントが可能ですが、細かい部分も繊細かつ鮮やかに表現できるのは転写やDTFプリントです。

ただDTFプリントの場合、ぼかしなど境界線がはっきりとしないデザインは得意としません。ぼかしを加えたデザインはインクジェットの方が美しく表現できます。

インクジェットプリントのメリット

様々なデザインを表現できる

インクジェットはフルカラープリントが可能です。またぼかしや細かなデザインにも柔軟に対応。デザインの再現度が高いところもメリットになります。

白はプリントされない

基本的に白色はプリントされず、透明色として処理されます。しかし白をベースとして事前にプリントすることで白いデザインもプリント可能です。これらが対応可能か否か、事前に業者に確認しておくといいでしょう。

風合いがよく仕上がる

シルクスクリーンのラバーインクや転写シートに比べて、プリント部分の肌触りが優しいのが特徴です。部屋着など着心地を重視したい時におすすめ。

小ロットでも安価に作れる

版を使わないため、小ロットであってもお安く購入できます。個人で自宅やプレゼント用に購入する際におすすめです。

大ロットになっても1枚あたりが安いことに変わりはありませんが、50枚を超えてくるとシルクスクリーンプリントの方が安く仕上がることもあります。デザインにもよりますが、予算面を重視しているなら一度比較してみましょう。

インクジェットプリントのデメリット

生地が暗いと色が沈む

インクジェットは生地に直接インクを染み込ませるため、Tシャツ本体の色の影響を受けます。白や薄い色であれば綺麗にプリントされますが、赤だと全体的に赤みがでたり、黒だと暗い印象に。

これらは白色をベースにプリントすることで発色良く仕上げられますが、プリントに少し厚みが出て肌触りも少し堅くなります。

化学繊維にはプリントしづらい

インクジェットが可能な生地は、綿100%に絞られます。化学繊維はインクを弾くため、ポリエステルやナイロンにはプリントできないことが多いです。

一部のポリエステル素材や、専用のプリンターがあれば可能です。そのため業者によっては対応している場合もあります。インクジェットが不可でフルカラープリントをしたいなら転写プリントがおすすめです。

ラメや蛍光など特殊な表現は不可

シルクスクリーンであれば、ラメや蛍光など特殊なプリントを行うことも可能です。しかしインクジェットではそういった特殊なプリントはできません。

糊の痕が付くこともある

白引きをする場合、白インクを定着させるために糊を使用します。その場合に糊の痕が残ることが多いです。

痕の濃さは生地の色にもよりますが、基本的に洗濯を行うことで痕はなくなります。気になる方は、水洗いでもいいので先に軽く洗濯するといいでしょう。

プリントしたTシャツのお手入れ方法

インクジェットは生地にインクが馴染んでいるので、ひび割れや剥がれ落ちる心配はありません。しかし長年使い続けていると、インクが少しずつ落ちてデザインが薄くなるでしょう。少しでも長持ちさせるためには、日々のお手入れ方法が重要です。

まずは洗濯表示をチェック

まずは洋服のタグを確認し、洗濯表示を確認しましょう。基本的には洗濯機で洗えるものが多いですが、手洗いの表記がある場合は手洗いで対応します。

ドライクリーニングはできないことが多いので、クリーニングに出したい場合も洗濯表示を確認してください。

プリント面を裏にして洗う

オリジナルやプリント方法を問わず、よりプリント面を長持ちさせたいなら、Tシャツを裏返してから洗濯機にいれます。色落ちが気になるなら洗濯ネットを使いましょう。

手洗いの場合は押し洗い

より長持ちさせたいなら、洗濯機ではなく手洗いがおすすめです。洗面器やバケツを用意し、ぬるま湯に洗剤を入れて優しく押し洗いしてください。

最後は多めにお湯を張り、しっかりとすすぎます。洗剤が残っているとシミ等の原因になるので気をつけましょう。

乾燥機は使用NG

こちらもインクジェットに限らずですが、オリジナルプリントは熱に弱いものが多いです。インクジェットの場合はインクが溶けてしまう可能性があります。

乾燥機の使用は避けて、陰干しで乾かしましょう。Tシャツ用のハンガーを使うと、より速く乾かすことが可能です。

インクジェットプリントでオリジナルTシャツを作ろう!

今回はオリジナルTシャツにおけるインクジェットプリントについて解説しました。風合いとデザインの再現性が特徴で、小ロットでもお安く購入可能です。

タカハマライフアートでもインクジェットプリントを使ったオリジナルTシャツが作成可能です。自社工場で製造しているため、短納期ながら高クオリティ・低価格を実現しています。

またデザインシミュレーターを導入しているため、初めてのオリジナルTシャツ作成でもオシャレに作ることが可能です。初めての方もそうでない方も、ぜひタカハマライフアートをご利用ください!

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